学力を上げるために最も重要なのは「解けない・わからない問題を1つずつ克服していく」ことです。
では、解けない・わからない問題をどう効率的に克服していくのか?
この視点に立った参考書の使い方を説明していきます。
苦手な内容で使うとき
例題を、解説・解答を見ないで、ノートに解きます。
例題が解けたときは、
- 自分の解き方・考え方と参考書で示されている解き方・考え方とを丁寧に見比べます。
- もっとミスの少ない解き方・もっと簡単な解き方・もっとスッキリした考え方などが参考書に示されていれば、それらをノートの解いたところに自分なりにまとめて書き加えます。
- 同じような内容をもっと練習しておく必要がある場合は、類題も解きます。
例題が解けなかったときは、
- 参考書に示されている解き方・考え方を、1行1行理解しながら、例題を解き直します。
- 再チャレンジで解けるようになるために必要なことがあれば、自分なりにまとめてノートに書いておきます。
- 類題も解いて、解き方・考え方をよりしっかりさせておきます。
- もう一度解き直しておくべき問題(解けなかった問題や解き方・考え方に改善点があった問題)を含むページには問題番号等を書いた付箋(ふせん)を貼り、後日再チャレンジします。付箋は完璧に解けるようになったらはがします。付箋をはがしていくたびに、学力はまちがいなくアップしています。
得意な内容で使うとき
- 得意な内容については、参考書より先に問題集を使うことをすすめます。
- 問題をどんどん解いていく中で、理解不十分な内容が明らかになったとき、参考書を使います。
- 該当する内容の解説等を、書き写すのではなく、自分なりにまとめてノートに書きます。
- 類題を解いて、知識や理解を定着させておきます。